携行品
歩き遍路では、やはり携行品の重さが特に重要です。
私も最小限に抑えて持って行ったつもりですが、途中で少しでも軽い方がいいと思い、7日目に無くても少し困るぐらいのものについては家の方へ送り返しました。私が持って行ったものと重さをまとめてみました。
カメラは通常コンパクトデジカメでいいと思いますが、私の場合、写真を撮って歩くという目的があったので、これだけは外せませんでした。後は、雨合羽は着やすくて便利なタイプでしたが、重さの点ではもう少し軽いものがあったかなと思います。とにかく軽いものを選ぶ必要があると思います。
区 分 | 品 名(コメント) | 重 さ | 写 真 |
---|---|---|---|
礼拝用品 | 納経帳、判衣、経本、納札、数珠、線香、ろうそく、ケース、ライター、賽銭、頭陀袋 (数珠は真言宗のものではなく、自分が使っているもの。持鈴は持たず。頭陀袋はナイロン製。) |
約1.6kg | |
洗面具 | 歯磨きセット、タオル、洗いタオル (ひげそりも軽量化のため持っていかず。最初は伸ばし放題にしていたが、途中からは、ひげそりが置いてあるホテルでのみひげを剃った。) |
約0.2kg | |
下着・靴下 | 半袖シャツ2枚、トランクス2枚、靴下(薄手3足、厚手2足) (下着は着る物を入れて2組、靴下は、薄手のみ3足。薄手1枚厚手1枚を履いて歩いた。半袖シャツは、ユニクロのドライタイプ。部屋干しには便利。靴下は乾きにくい。) |
約0.6kg | |
衣類 | ウィンドブレーカー上下、長袖フリース1枚、半袖Tシャツ1枚、作業ズボン1枚(綿製) (着て歩く分は荷物にならず。宿坊では、浴衣が無いところもあり、洗濯の間着るものが必要。遍路2回目からは、長袖フリースを長袖Tシャツに変更した。) |
約1.2kg | |
ザック | 30Lハイキングザック (ウェストのベルトが腰にかかる方が良いということで、karrimor製の30Lを選択。容量はここまで必要無いが、体に合うものを選んだ方がいいと思う。) |
1.2kg | |
靴 | トレッキングシューズ、中敷き (シューズ、中敷きはどの解説書にも書いてある通り、高くても良いものを選んだ方がいいと思う。特に、防水性は重要視した方が良さそう。 若い人は普通のジョギングシューズで歩いている人も多い。) |
1.0kg | |
雨具 | ポンチョタイプの合羽、ビニールズボン、折りたたみ傘 (ザックまで覆うポンチョタイプの合羽がベスト。ビニールズボンはゴルフ用を持って行ったが雨が浸み込んできた。雨傘は、宿に着いてからの行動に有効。) |
約0.8kg | |
薬品関係 | 下痢止め、頭痛薬、風邪薬、赤チンキ、消毒液、綿棒、カット綿、カットバン、包帯、消炎軟膏、湿布、テーピング、サポーター(ひざ、足首) (薬関係は、全く使用しなかったが、非常時には必要になるかも。その他は、ほぼ必要品。少なめに用意して、必要になったものを途中で買うこともできる。日焼け止めなどは途中で購入した。) |
約0.5kg | |
身の周り小物 | はさみ、懐中電灯、乾電池、軍手、爪切り、ひも、ロープ(3mm径)、ポリ袋、裁縫セット、アーミーナイフ、携帯電話充電器、健康保険証コピー、運転免許証、洗剤パック、洗濯バサミ (懐中電灯(LED)は、トンネル歩きの時必要。ひも、ロープは何かと重宝する。裁縫セットも菅笠の修理とかに使った。後は、これも薬品と同じで途中で100円ショップなどで仕入れることが可能。洗剤は手洗いの時必要、フィルムケースで小分けした。) |
約0.8kg | |
地図、メモ帳 | 遍路道保存協力会の地図のみ、四国全図、メモ帳、筆記具、電卓 (本はいろいろ買ったが、結局、保存協力会の地図のみ。電卓は距離の計算で必要。小さなものがいい。) |
約0.5kg | |
カメラ | カメラ、ケース、付属品 (これが重かった。一眼レフの軽量タイプを持って行ったが、周りからあきれられていた。最初、三脚も持って歩いていたが、さすがに送り返した。けど、趣味の写真だが、後で後悔するより、持って行って良かったと思う。) |
約1.1kg |
靴や衣類の半分は、背負わなくてもいいが、この他、飲み物(ペットボトル500ml)やくだもの、時々昼食もプラスされる時がある。ザック5kg、礼拝用品の頭陀袋1.6kg、カメラ1.1kgくらいで歩いていたと思う。
費 用
項 目 | 詳 細 | 費 用 | 備 考 |
---|---|---|---|
準備費用 | ザック、シューズ | 30,312円 | |
本類 | 5,473円 | ||
衣料品、雨具 | 3,892円 | ||
医薬品、その他 | 6,329円 | ||
小 計 | 46,006円 | ||
遍路道中費用 | 遍路用品代 | 20,778円 | |
納経、判衣朱印代 | 47,100円 | 納経帳300円、判衣200円 | |
宿泊費 | 235,472円 | 素泊り32泊、朝食付4泊、2食付12泊 | |
食費、飲み物 | 79,506円 | ||
交通費 | 7,810円 | 伊予電鉄、くろしお鉄道(帰宅時) 、霊山寺→高野山 |
|
その他 | 31,050円 | ||
小 計 | 421,716円 | ||
四国往復費用 | 玉名→徳島 | 16,620円 | 新幹線利用 |
高知→玉名 | 10,250円 | 青春18きっぷ、岡山1泊 | |
玉名→高知 | 9,510円 | 青春18きっぷ、フェリー1泊 | |
香川→玉名 | 14,730円 | 新幹線利用 | |
玉名→香川 | 14,730円 | 新幹線利用 | |
高野山→大阪→玉名 | 14,490円 | 航空機利用(旅割) | |
小 計 | 80,330円 | ||
総合計 | 548,052円 |